外科(高度医療)

当院では、外科治療に力を入れています。
何に力をいれているかというと、手術内容はもちろんのこと、確実な手術をするための適切な診断と安全な麻酔管理に力を入れています。
手術がなぜ必要であるか?、手術によるメリット・デメリットは?、高齢でも手術が可能なのか?、麻酔は安全なのか?
そういった疑問をしっかり解決し、大切な命を預かる手術を実施しています。


治療例

骨折整復手術

一口に骨折といっても、様々な部位・折れ方があります。それらの状況や患畜の性格、飼育方法を総合して判断し、術式を決定する必要があります。
当院では、一つの術式に拘るのではなく上記の点を熟慮し、適切な骨折手術を行っています。

小型犬の橈尺骨骨折(前足の骨折)             

プレートを使用し整復。

小型犬の踵骨の骨折およびアキレス腱の断裂

骨折:ピンニングとテンションバンドワイヤーを用いて修復。
アキレス腱:縫合手術

猫の大腿骨粉砕骨折                    

髄内ピンとサークラージワイヤーを用いて修復。

膝蓋骨脱臼

近年、小型犬が増加し、罹患率が高くなった病気の一つです。
罹患しているからといって、全ての子に手術が必要なわけではありません。
しかし、症状が出ていたり、高いgradeのまま放置していると将来的に関節炎や靭帯の断裂などが起こり、痛みや歩行障害が出る可能性が高い疾患です。
当院では、保存療法・手術整復の見極めをしっかり行い治療を行っています。

grade4の膝蓋骨脱臼の整復                    

様々な術式を組み合わせて整復。

腹腔内腫瘍

肝臓、脾臓、腎臓、膀胱、腸、胃などすべての手術に対応可能です。
超音波メス、電気メス、手術用顕微鏡などを使用し、より正確で短時間の手術が可能となりました。

 

胸腔内疾患

腹腔内の疾患に比べ、難易度の高い手術になります。
当院では、動脈管開存症(PDA)、胸腔内腫瘍(肺、胸腺など)、乳び胸などに対する開胸手術が可能です。
ただし、人工心肺を必要とする開心手術は行うことができません。



内分泌腫瘍(甲状腺・上皮小体・膵臓・副腎)

手術の難易度+術前・術後の内科的管理がとても重要となります。
当院では、比較的これらの症例が多いため得意にしている分野の一つでもあります。

気管虚脱整復手術

本来筒状をしている気管が潰れて呼吸ができなくなったり、咳がでる病気を気管虚脱といいます。当院では、PLLPを用いた気管外プロテアーゼ法を用いて整復を行っております。


内視鏡手術

異物除去から小さなポリープ切除まで、お腹を切ることなく実施できます。

その他

口腔外科:顎骨腫瘍、舌腫瘍、歯肉腫瘍、顎骨骨折、歯石除去
体表腫瘍:肥満細胞腫、乳腺腫瘍、肛門腫瘍
軟部外科:膀胱結石、尿管結石、ヘルニア(鼠径、会陰、臍)
神経外科:椎間板ヘルニア(腰部、頸部)
眼の腫瘍:眼内腫瘍、眼窩腫瘍

など各種手術に対応可能です。