電気化学療法治療機器の導入

[2026年03月23日]

こんにちは。獣医師の阪本です。

 

まだまだ朝晩は冷え込みますが、春がやって来ましたね。フィラリア前検査も始まっていますので、ワンちゃんを飼われている方は、早めに検査にいらしてください。

 

 

このたび、腫瘍に対する新たな治療の一つとして、電気化学療法の治療機器を導入しましたので、お知らせさせていただきます。

 

 

電気化学療法という言葉に馴染みがない方がほとんどかと思います。従来の腫瘍に対する治療は、外科治療、化学療法、放射線治療の3本柱でしたが、近年4本目の柱となりうる治療として注目を浴びているのが電気化学療法です。

 

簡単に言いますと、電気化学療法とは、腫瘍組織に特殊な電気を流すことにより、腫瘍細胞に抗がん剤が取り込まれやすくなり、腫瘍細胞を効率的に破壊することができるという局所治療です。

 

 

近年、電気化学療法は幅広い腫瘍に対して有効であることがデータとして報告されています。

 

もちろん全ての腫瘍に対して効くわけではありませんが、外科治療で取りきれない場合の術後治療として使ったり、放射線治療を選択できない場合の代替治療としてなど、いろいろなケースに対応が可能です。

 

 

先日、長野で開催された第4回獣医電気化学療法研究会に参加してきました。

動物に対しての実際のあて方や、治療の際の注意点などを学んでまいりました。他の病院の先生方がどのように治療をされているかを直接聞くことができ、とても貴重な時間でした。

 

 

飼い主の皆様のご希望に沿いながら、その子に合った治療をご提案できればと思っています。

今回学んだ知識が、腫瘍と闘うワンちゃん猫ちゃんの一助となればと願います。